ペットの命日と、
四十九日にできること
その日が近づくたび、何かしたほうがいい気がする。
でも、何をすればいいのか分からない方へ。
決まった作法は、ありません
先にお伝えしておきます。ペットの四十九日や命日に、こうしなければならないという決まりはありません。
四十九日という区切りは、もともと仏教で人に対して行われてきたものです。ペットに当てはめる決まりはなく、宗派や地域、ご家庭によって考え方はさまざまです。「何もしなかった」という方も大勢いらっしゃいますし、それで供養が足りないということもありません。
ですから、以下に書くことは「こうすべき」ではなく、実際にされている方が多いこととしてお読みください。
四十九日にされていること
好きだったものを供える
いちばん多いのがこれです。よく食べていたおやつ、いつも使っていた器、お気に入りだったおもちゃ。特別なものを用意する必要はなく、その子が実際に好きだったものであることのほうが大切です。
お花を供える場合、犬や猫にとって毒性のある植物は避けたほうが安心です。ユリ科の植物は猫にとって危険とされているため、まだ他の子がいるご家庭では特に気をつけてください。
納骨するかどうかを決める
火葬されたあと、ご遺骨を手元に置くか、霊園に納めるかを、この時期に決める方が多いです。
ただ、これも急ぐ必要はありません。何年も手元に置いておくことは、まったく珍しくありません。「いつか納めよう」と思いながら十年経った、という話もよく伺います。決められないうちは、決めなくて構いません。
写真を一枚選んで飾る
遺影というほど改まったものでなくても、机の隅に一枚置くだけで気持ちが落ち着く、という方は多いです。
選ぶときは、きれいに写っているものより、その子らしい顔のものを選ぶことをおすすめします。ピントが甘くても、寝ぼけた顔でも構いません。毎日目に入るのは、そういう一枚のほうです。
命日に、どう過ごすか
一年目の命日は、多くの方にとって想像よりつらい日になります。その日が近づくだけで落ち着かなくなる、という声もよく聞きます。
予定を入れずに家で静かに過ごす方もいれば、あえて外に出る方もいます。どちらが正しいということはありません。
実際に伺うことが多いのは、こんな過ごし方です。
- いつも歩いた散歩道を、ひとりで歩いてみる
- その子が好きだったごはんを、自分たちの食卓に並べる
- 家族で写真を見ながら、思い出話をする
- 何もしない。ただ、その日だということを覚えておく
最後のものを選ぶ方も、決して少なくありません。何もしないことは、忘れることとは違います。
「まだ引きずっている」と思わなくていい
何年経っても命日にそわそわする自分を、おかしいのではないかと感じる方がいます。
そんなことはありません。命日を覚えているということは、その子との時間がそれだけ大きかったということです。悲しみが薄れないことと、日常を送れていることは、両立します。
もし日常生活に支障が出るほどつらい状態が続く場合は、ペットロスから、ゆっくり立ち直るためにもあわせてお読みください。相談できる窓口もご紹介しています。
まわりに言いづらいときは
「今日はうちの子の命日で」と職場で言える人は、そう多くありません。言えば「そうなんだ」で終わってしまうことも分かっているから、言わない。その結果、その日を誰にも共有できないまま過ごすことになります。
そういうときは、無理に人に話さなくても構いません。ただ、その日に開ける場所を一つ持っておくと、気持ちの置き場になります。写真が並んでいて、その子がどんな子だったかが書いてある場所です。
その日に、会いに行ける場所を
メモリアム ペットでは、飼い主さまへの思い出インタビューをもとに、その子だけの記念ページをおつくりしています。年表があり、写真が並び、その子らしさが言葉で残ります。
命日の夜でも、ふと思い出した通勤電車の中でも、URLを開けばそこにあります。お仏壇のように場所を取らず、置き場所に困ることもありません。
実際の作品例として、ポメラニアン・マロンの記念ページをご覧いただけます。お手元のお写真の扱いについては、亡くなったペットの写真、どうしていますかもあわせてどうぞ。
命日に開ける場所を、
つくっておきませんか。
まだ何も決まっていない段階で構いません。
あの子の名前を教えてください。